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私の名はロバート・ネビル。ニューヨークで生き残っている。もし誰かこれを聞いているなら、もし誰か他にいるなら……誰でもいい、応えてほしい。
66億人の絶滅と、たった1人の生存者――。
2012年、人間の姿が消え、死んだように静まり返るニューヨークの街。この街がかろうじて生きていることを伝えるのは、通りを走り抜けていく1台の真っ赤なマスタングだけ。運転しているのは、ロバート・ネビル。3年前、人類に降りかかった地球規模の災厄をくぐり抜け、この街で、そしておそらくは全世界で、ただ1人生き残った男。
今や唯一の話し相手となった愛犬サムとともに、無人の店舗で食料品や日用品を調達し、セントラルパークに畑を作って、彼は独りで生きている。店員代わりに並べたマネキン、空軍基地の飛行機の翼から摩天楼に向かって打ち放つゴルフのショット……何をするのも独り、どこへ行っても独り。それはいつ終わるともしれない究極の孤独だ。
自分以外の生存者を探しもとめて、3年間、毎日無線で流し続けているメッセージには、いまだ誰からも返事はない。果たしてこの世に生存者はいるのか? 有能な科学者でもある彼が、自らに課した使命、それは人類を絶滅させた原因を取り除き、再生の道を探ること。今はそれだけが彼の生きる支えとなっていた――。

『インディペンデンス・デイ』よりも状況ははるかに絶望的で、『幸せのちから』よりも希望ははるかに遠い。そんな地上でたった一人の「最後の男」を演じるこの作品は、まさに全編が彼の魅力に貫かれたウィル・スミスの独壇場と言っていい。『コンスタンティン』のフランシス・ローレンス監督との初顔合わせで贈る、今年度を締めくくるにふさわしいこの冬一番の超大作。
地球最後の男――それは、1人しかいないという絶望なのか、それとも1人だけはいるという希望なのか。2007年12月14日、人類の風景を一変させる、かつてないドラマが待ち受ける。
『アイ・アム・レジェンド』